「EQUIS.EX.X」を口火に、TOKONA-Xはシーンの最前線に躍り出る。 そこから彼が駆け上がった「ヒップホップ・ゲーム」と、唐突に訪れるその終幕。
ブルーハーブはゲームチェンジャーだった。彼らは圧倒的なロジックの正しさをもって勝者となった。 TOKONA-Xがそこに突きつけた回答は、「音と暴言」だった。
「天下は二つに分けられるって話だが、あくまで”マスとコア”の”コア”の中での話だ」。 例の一件を「DJ YAS」の存在を踏まえて捉え直す連載、前段の90年代。
「決して譲れないぜこの美学」、あるいは「どっちも正義だが政治じゃない」。 RHYMESTERとTHA BLUE HERBが繰り広げたBEEFと、和解の記録。