日本のヒップホップのジャケットサンプリングまとめ②【BUDDHA BRAND編】
サンプリングソースはキックやスネアだけじゃない。
ジャケットだって立派なサンプリングソースなのだ。
パロディジャケット集、BUDDHA BRAND編。

ジャケットだって立派なサンプリングソースだ。前回のMURO編に続いて、日本のラップにおけるパロディジャケットを紹介していきます。今回はBUDDHA BRAND編。
<人間発電所 12″ → Bobby Womack / Across the 110th Street OST>
元ネタは映画「110番街交差点」のサウンドトラック。クエンティン・タランティーノ監督の「ジャッキー・ブラウン」では、別の映画のテーマ曲であるにも関わらずオープニングで大胆にサンプリングされており、タランティーノのヒップホップ感覚を感じた人も多いことでしょう。PUNPEE氏がMIXに入れたりしてて、「わかるぞ!」っていう。
ちなみに、映画「ジャッキー・ブラウン」のパンフレットでは、パム・グリアが「自分が若い頃に組んでいたバンドがのちのアース・ウィンド&ファイアだ」となかなかすげえ発言をしてます。
<DON’T TEST DA MASTER → Group Home / Livin’ Proof>
D.L氏はファンクからのパロディが多いので、モロにヒップホップからのサンプリングっていうのはちょっと珍しい気が。DJプレミアのプロデュースによる、大変にドープなサウンドを聴かせてくれる名盤。僕は86年生まれなので当時の空気は知らないのですが、当時特に日本で人気があったそう。
<DON’T TEST DA MASTER → Black Moon / Buck em Down>
Black MoonのBuck em Downが元ネタ。こちらも良盤。
[quads id=1]
<人間発電所 → Just Outside of Town / Mandrill>
この撮影をしたのが元カッティングエッジの本根誠氏なのですが、「あっ、マンドリルだ」という本根氏のリアクションにD.L氏はすごく嬉しそうにしていた、という、「ネタが通じると喜ぶ」というマニアらしいエピソードがあります。渋谷公会堂の近辺をストリートビューで探しまくったところ、ほぼ場所が特定できたので、みんなで真似して写真を撮りましょう。
<DEAD FUNKY PRESIDENT / DEV LARGE → Take a Look at Yourself / Eddie Russ>
DEAD PRESIDENT(=死んだ大統領)は「お金」を意味するスラングで、Funky Presidentはご存知、James Brownの名曲。この二つをノリでくっつけた曲名かと推測。
<TETRAD THE GANG OF FOUR / S.T. → Roberta Flack & Donny Hathaway / S.T.>
Ken Sport氏のプロデュースによる、全編ものすごくドープかつざらついたアルバム。そしてNIPPS氏の悪ノリが最高にキレている作品。ロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイのネタ選びにも納得。
[quads id=2]
やはりこうしてみると、BUDDHA BRANDもMUROも本当にネタの感度の高さに唸らされます。よくよく考えるとD.L氏もMURO氏も、DJプレミアと3、4歳くらいしか変わらないので、いわゆる「ゴールデンエイジ」の人たちと同時期に、ヒップホップを手探りで作っていたんだなーと思うと感慨深いですね。RIP。

<人間発電所 12″ → Bobby Womack / Across the 110th Street OST>
元ネタは映画「110番街交差点」のサウンドトラック。クエンティン・タランティーノ監督の「ジャッキー・ブラウン」では、別の映画のテーマ曲であるにも関わらずオープニングで大胆にサンプリングされており、タランティーノのヒップホップ感覚を感じた人も多いことでしょう。PUNPEE氏がMIXに入れたりしてて、「わかるぞ!」っていう。
ちなみに、映画「ジャッキー・ブラウン」のパンフレットでは、パム・グリアが「自分が若い頃に組んでいたバンドがのちのアース・ウィンド&ファイアだ」となかなかすげえ発言をしてます。

<DON’T TEST DA MASTER → Group Home / Livin’ Proof>
D.L氏はファンクからのパロディが多いので、モロにヒップホップからのサンプリングっていうのはちょっと珍しい気が。DJプレミアのプロデュースによる、大変にドープなサウンドを聴かせてくれる名盤。僕は86年生まれなので当時の空気は知らないのですが、当時特に日本で人気があったそう。

<DON’T TEST DA MASTER → Black Moon / Buck em Down>
Black MoonのBuck em Downが元ネタ。こちらも良盤。
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<人間発電所 → Just Outside of Town / Mandrill>
この撮影をしたのが元カッティングエッジの本根誠氏なのですが、「あっ、マンドリルだ」という本根氏のリアクションにD.L氏はすごく嬉しそうにしていた、という、「ネタが通じると喜ぶ」というマニアらしいエピソードがあります。渋谷公会堂の近辺をストリートビューで探しまくったところ、ほぼ場所が特定できたので、みんなで真似して写真を撮りましょう。

<DEAD FUNKY PRESIDENT / DEV LARGE → Take a Look at Yourself / Eddie Russ>
DEAD PRESIDENT(=死んだ大統領)は「お金」を意味するスラングで、Funky Presidentはご存知、James Brownの名曲。この二つをノリでくっつけた曲名かと推測。

<TETRAD THE GANG OF FOUR / S.T. → Roberta Flack & Donny Hathaway / S.T.>
Ken Sport氏のプロデュースによる、全編ものすごくドープかつざらついたアルバム。そしてNIPPS氏の悪ノリが最高にキレている作品。ロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイのネタ選びにも納得。
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やはりこうしてみると、BUDDHA BRANDもMUROも本当にネタの感度の高さに唸らされます。よくよく考えるとD.L氏もMURO氏も、DJプレミアと3、4歳くらいしか変わらないので、いわゆる「ゴールデンエイジ」の人たちと同時期に、ヒップホップを手探りで作っていたんだなーと思うと感慨深いですね。RIP。